あなたの手に
もし私が苦しいと言ったならば
助けてほしいと言ったならば
あなたは助けてくれただろうか
苦しくて苦しくて
いつか我慢ができなくなって
私のこころが壊れてしまうと救いを求めたなら
あなたは私を助けてくれただろうか
いつものように、あなたは私を笑うだろうか
どうしたの、って
考えておくよ、って
私に微笑を投げるのだろうか、
遠い笑みを
いやよ、違う
本気であなたに救いを求めても
あなたの心を手に入れられないの?
あなたは、私を助けてくれただろうか
助けてと、救ってと、涙を零せば
なにもかもが幻ばかり
私はあなたに何を求めたのだろう
私にとって何が救いだったのだろう
それさえも今はわからない
それさえも今はみえない
夢は幻のごとく消え去っていく
けれど
今は現さえも幻
夢も現も全てが幻
助けてといえば
あなたは…
私は幻ばかりを見つめている
あなたは、きっと私を救ってくれた
涙を零せば、願えばきっと