コラム1
身体の柔軟性と響谷薫
こんな話を聞いた。
それは、指の柔らかさについて、話をしていたときだ。
私の身体は柔らかい。小さな頃から運動音痴で、何の訓練さえしていないが、今でも立位体前屈で掌をペッタリと地面につけることが出来る。
掌のほうへ手首を曲げると、人差し指を除くと、ほかの指先は腕に触れるまでに曲がる。
もちろん、ふにゃりと反対側にも曲がる。
そして、ひとつ特徴的なのが、指なのであるが、甲の方へ90度に曲がるのである。
これは特殊なことで、普通の人は、手を反らすことしかできない。
反らすと曲げるでは、大違いであるが、私は何の苦もなく曲がるのである。
身体が柔らかいということは、筋肉に柔軟性があるということである。
バレエや体操などで日常的に訓練した結果、身体が柔らかい分には問題はないが、私のように訓練をしていないのに、柔らかかったり、
また通常ではありえない方向に身体の一部を曲げることが出来るというのは、先天的にものを引っ張る筋肉が弱いらしいのである。
これは、逞しいわけではなく、ヒョロヒョロと身長が伸びる人も当てはまるらしい。
モノを引っ張る筋力が極端に弱いために、身長がニョキニョキと伸びてしまうらしい。
さて、これがどう薫に関わってくるかと言うと。
このように先天的にモノを引っ張る筋力が極端に弱い人というのは、心臓病に掛かりやすいというのだ。
心臓はご存知の通り、筋肉で出来ている。その筋肉がポンプの役割を果たし、全身に血液を送っているのだが、結局、筋肉が弱いために、
様々な心臓疾患に掛かりやすいというのだ。
さて、薫を考えてみよう。
薫を見ると、女性であるにも関わらず、ニョキニョキと身長の伸びた口だろう。
そして、私がバイオリンの先生から言われたことだが、私のように柔らかい手をもっているのは、バイオリンを弾くに当たって、とても大切なことらしい。
バイオリン向きの手、らしい。
そうすると、薫もおそらくとても柔らかい手を持っているのではないかと、予測される。
導き出される結果としては、薫は多大なストレスだけではなく、先天的に心臓疾患に掛かりやすい体質であったといえる。
背がとっても高くて、身体が異常に柔らかいあなた、心疾患に気を付けましょう。