2009年度 講義内容

残念ながらいけなかったという方の為に、講義内容を簡単にお伝えしたいと思います。
イベントしか参加したことのない私には、受講者の中にオジサンが混じっていたことが、かなり新鮮でした。
混じってちゃいけないわけではありませんが、数年前まで経験していた
あのファンクラブイベントの光景が頭にありまして………。ちょっと違和感が…。


     公開講座について

         開催日時:2009年11月14日(土) 18:00〜19:30
         開催場所:朝日カルチャーセンター 新宿
         テーマ  :シャネル 成功と真実 −マリリン・モンローと比較して−

      公開講座会場

        今回の講座はカルチャーセンターの公開講座です。
          カルチャーセンター主催のものですので、もちろん会場はカルチャーセンターの教室(?)

          どれくらいの広さがあるのかと思っていましたが、さほど広くはない部屋でした。
          が、結構ギッシリと机が入れてあったので、人数的には思ったよりも入れる様子です。
          メモをするのを忘れたのですが、記憶の限りで横列は2名掛けのテーブルが4つ。
          縦列は8列くらいだったでしょうか?入り口よりは1列少なかったです。
          ハッキリ言って、机は詰め込みすぎです。



     講義内容

     肝心の講義内容について。

      簡単にいうと、ひとみ先生本人もおっしゃってましたが、内容はギッシリ。
      机の詰め込み方と同じくらい、ぎゅうぎゅうです。

      マリリンモンローの写真をスライドに映しながらの講義でした。
      スライドに写真を映してくださるのは、カルチャールームのスタッフ。
      先生から手渡されたモンローを扱った本から写真のページを探し出して、映す。
      話に合わせて映す、というものではなく、参考程度といった具合です。
      個人的には、やはりモンローは美しい(というか愛らしい?)人だという印象です。
      あまりモンローと言う人を知らなかったので、興味をもってスライドは拝見しました。
      シャネルについては、見せるほどの写真がないとのことでスライドはなし。


      話は、最初にモンローとシャネルの共通点から入ります。
      こちらはこれから講義をされるにあたっての、触りのようなものです。


       
・両親がいない(いないに等しい)、家庭を知らない
        ・仕事は男性を利用して進めた
        ・能力と努力で仕事を成功させた
        ・恋愛は多くしたけれど、結局実ることはなかった…


                                 などです。


      そこから、マリリンモンローの生い立ちに話は移ります。
      モンローの生い立ちについては、著書『マリリンモンローという女』から客観的事実だけを抜粋したようなものです。
      いつ、どこで生まれて、いつ、誰と結婚したか…など。
      淡々と延々と、モンローの個人史を辿っていきます。
      小説を読んでいた私には、ちょっと退屈な感じがしました。

      緊張されているのか、時間を有効に使おうと思ってのことか、先生は立て板に水を流すがごとく抑揚なくお話されます。
      そのために私はかなり長く感じました。

      ここまでで、おおよそ25分。
      時間で言うと、18:55くらいです。


      つづいて、シャネルの話に移ります。
      モンローと同じく、シャネルの生い立ちを辿っていきます。

      こちらのほうが、モンローよりも聴きやすかったです。
      それは著書『シャネル』を読んでから時間が経っているため、新鮮に感じたというのもありますが、
      やはりモンローに比べてシャネルには強さがあったからでしょう。
      その強さが、聴いているものにとっても伝わってくるために、重い気分にならず、長く感じなかったのだと思われます。
  
      さて、シャネルの生い立ちの説明が終わったところで、すでに時刻は19:20を回っています。
      時間的に、厳しいのでは?

      ここで、シャネルとモンローの相違点の説明がされます。


        ・孤独に耐える力があったかどうか。
           シャネルにはあったが、モンローは常に他に救いを求めていた=耐えられなかった
        ・常に自分に自信があったかどうか
          モンローは、常に人からの視線を求め、他人の評価を気にし続けていた。
          シャネルは、他人から批判されてもそれを聞き入れず、自分をプッシュする力を持っていた。
        ・社会の中で自分を出すことができたか
          モンローは出来なかったし、シャネルは出来た
 

      シャネルとモンローの相違点を上げ、それこそがシャネルが成功した理由=真実だという結論に達します。


      そしてまとめに。

      先生がおっしゃったことは…

      人間は基本的には一人であり、孤独である。
      その上で、孤独と上手に生きること。
      孤独を見つめることこそが、大切である
ということでした。
      孤独と上手に生きる為に、友人がいたり、伴侶を求めたり、趣味をもったりすると…。

      そのように纏められました。



      あとは軽く質問を受けたり…。
      出た質問は、
        「自分がカーッとなって抑えられないときはどうしたらいいか?」
      先生のこたえは
        「そのときは、カーッとなっている自分を例えば“アツコさん”と名づけ、その自分を客観的に別の場所から見ることで、自分を抑える。
        もう一人の自分を作ること。ただし、やりすぎると分裂病になるから、ほどほどに………」
      ということでした。


      むんくの感想

       人前で話すのが苦手だというのは、昔から散々聞いていたことですから、今更それについて申し上げることはありません。
       先生が詰め込みたいだけ詰め込まれたのだと、そう思える内容でした。

       話が早すぎて、なかなかメモが追いつかなかったです。


       私個人としては、もう少し二人の生い立ちについては簡単にははしょっていただいて、相違点、その相違点からどうしてシャネルは成功したといえるのか、
       という主題の部分にもう少し時間を割いてもらえたら良かったと思います。
       そうですね、例えば、折角スライドを使うのであれば、二人の生い立ちを纏めた表をスライドに写し、説明してみるとか…。

       そうしておいて、シャネルがいかに成功し、モンローはどうして失敗したかといった点を、ゆっくりと話して欲しかったと思います。



    
新宿オフ会レポ  講義パンフレット

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